2017年3月24日(金)
第6回サイエンスカフェかごしま「英語学習を『科学』してみる」開催報告

話し手:日高佑郁さん(鹿児島大学教育センター助教)
参加者:18名

今回は、鹿児島大学教育センターの日高佑郁さんに言語学習に対する科学的アプローチの話をしてもらいました。最初は、チョムスキーの生成文法の話などから始まって、少し難しかったですが、日高さんのわかりやすい例え話のお陰で、理解しやすかったと思います。言語学では、似ている似ていないというのを距離で表すそうですが、それによると、日本語に一番近い言語は韓国語で、日本人には一番習得しやすいらしいので、とにかくバイリンガルになりたい人は韓国語を学ぶといいかもしれません。ちなみに、韓国語では"微妙な三角関係"のことを"ミミョンハサムカクカンゲ"と言うそうです(笑)。それに比べて、英語は日本語から距離が遠くやはり学ぶのは難しいそうです。

それでは、英語を効率よく学ぶにはどうしたらよいか?まず、学習のターゲットを決める事。例えば、野球に興味があって、将来はアメリカでプレーしたいと考えている人は、とにかく、野球に関する英語を学ぶ事、それ以外の英語、例えば、『試着してもいいですか?』というような旅行会話は後回しでもよいという事です。極端な話、TOEICで高得点を目指したい人は、英会話の勉強はせずに、英文を読む勉強をすればよい、つまり、なぜ自分は英語を学ぶのかを明確にした方が、モチベーションも上がるし、楽しく効率よく勉強できるそうです。その勉強も学校の授業のように英文読解などのインプットだけでなく、アウトプットをきちんと行う事で記憶が脳に定着しやすいとのことです。単語を覚える時も身近な人や事を使って例文を作ってアウトプットすると覚えやすいそうです。例えば、bother(煩わせる)という単語を覚える時も、マッチョな数学の先生が身近にいれば、The buff math teacher is so hot and it bothers me. I cannot concentrate om my classes(マッチョの数学の先生がかっこよくって、私を煩わせる。授業に集中できないわ)のような文章にして覚えるのがいいそうです。そういった点では、英語の歌を声に出して歌うのも効果的で、今回は、アナ雪の"Let It Go"をみんなで合唱しました。日高さんが発音のコツを教えてくれたおかげで、皆、上手に堂々と歌うことができました。

大人は、子供のように英語に触れているだけでは、英語の習得が難しいかもしれませんが、分析力は大人の方が勝っているので、英語の規則を理解して、どんどんアウトプットすれば、大人の皆さんも今から十分英語を習得できるのではないかと今回の話を聞いて思いました。




                        
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